祖父の形見の腕時計

祖父の形見の腕時計

祖父の形見の腕時計

私は祖父の形見の腕時計を肌身離さずつけています。
祖父が亡くなってもう5年以上経ちますが、毎朝この腕時計をつけて家を出るのがすっかり習慣になりました。
しかし、元々古いものだったせいか、ある日突然前触れもなく秒針が動かなくなってしまいました。

 

近所のショッピングモールの中にある時計屋さんに持っていきましたが、古い時計のために修理するための部品が手に入らないと言われました。
私は諦めきれずに、古くからある時計屋さんを調べ、何件か電話で問い合わせしたところある一件の時計屋さんから直せるかもしれないと回答があり、早速その日のうちに片道2時間かけてその時計屋さんに出向きました。
腕時計を一目見た時計屋さんの店主は一瞬顔をしかめましたが、笑顔で必ず直しますよと言ってくださいました。

 

今、祖父の形見の腕時計は私の左腕で昔のように時間を刻んでいます。
修理に必要な時計の部品は時計屋さんがかなり苦労して入手してくれたそうで、腕時計は約一ヵ月後に私の元に戻ってきました。
私はこれからもずっとこの祖父の腕時計を大切に使っていくつもりです。

ホーム RSS購読 サイトマップ